人が判断をくだすとき、先入観や偏りから陥りがちな「心理バイアス」がある。経営学、認知心理学行動経済学から導き出された101の心理バイアスの中から、日常に起こりがちな「“これくらい普通”という言葉に潜む罠」を紹介する。

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「自分は平均」と思い込みがちなる理由

 人間というものは何かについて考える際、たとえばある数字が大きいか小さいかなどを考える際に、何かしら拠り所を求めるものです。その最も身近なものは自分自身です。そして、多くの人は、自分は平均的、あるいは標準的なものと思い込んで何かを評価する癖があります。特に、それほど統計 的な調査がなされていない数字についてはその傾向が強くなります。 

 たとえばビジネスウーマンの朝のお化粧の時間はどのくらいでしょうか?  ものすごく長い、あるいは短いという自覚がない人は、自分は標準程度ではないかと思い、それと比較して数字の大小を判断しようとするでしょう。 

 あるいは、一般の男性ビジネスマンが朝歯磨きや洗顔に使う時間はどの程度でしょうか?  これもその気になれば調査データはあるかもしれませんが、多くの人にとってはそれほど関心を向けるような数字ではありません。そこで、自分を基準に「まあこれくらいかな」と考えてしまうのです。ちなみに、人間が気になる数字の代表はお金(貯金や給与など)に関することと、性に関することです。ただし、後者は自己申告に頼らざるを得ず、正確な数字が取りにくく、また見栄から数字が盛られることがあるので鵜呑みにはできません。 

もしビジネスの現場で出てきたら…

 ビジネスの現場でも「自分が普通」効果はしばしば顔を出します。本来はちょっとでもいいので調査した方がいいようなことでも、時間がなかったり面倒になると、自分を基準に「想定ですが、これくらいと思われます」と言ってしまうのです。聞いている方も同じような感覚だと、それが組織の中でまかり通ってしまうことになります。「これくらいが普通だよね」という一言には罠が潜んでいる可能性が高いのです。

「自分は普通」効果とは?

定義:自分自身の感覚が世の中の「当たり前」と同じと見なす錯覚

クイズに挑戦!

あなたはこの心理バイアスを見破れますか? 「ビジネス思い込み度」チェック5問

他にもさまざまな「心理バイアス」が……

イケア効果】なぜ人は論理的に判断ができないのか
生存バイアス】なぜ「デキる人」の言うことを聞いてしまうのか
【アンカリング】数字は先入観にこびりつく
リンダ問題】確率は直感に反する
【授かり効果】人は失うことを過剰に嫌う
【少数の法則】なぜ実績のある人は時代の変化についていけないのか
【直線本能】人は「明日も昨日と同じ」と信じてしまう

他、全部で101の「心理バイアス」は 『MBA 心理戦術101 なぜ「できる人」の言うことを聞いてしまうのか』をご覧ください。

(文春オンライン編集部)

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(出典 news.nicovideo.jp)


<このニュースへのネットの反応>

自分が上流でないことは客観的に理解しているが、下流の自分を認めたくないため。


それもあるだろうけど、人って学生時代からの友人とかを抜かせば、余程社交的なコミュ強者でもない限り、自分と同じ生活レベルの人間としかほぼ付き合えないから。自分の周りはみんな同じような経済状態になって、余計自分は皆と同じくらいだから中流であってかつ皆苦しいから不景気だこの国終わってるor皆そこそこ稼げてるから好景気でこの国好調だなって感じちゃうんじゃないかな?


自己評価「普通」(実は中の下)


どんな人間も「自分は並み以上」と思って生きてると思うよ。そしてその自尊心を満たすために平気で他人を批判し、軽視し、価値観を押し付けあう。人間の世はまさに地獄。


自分のいる世界を世間一般のスタンダードと考え、若造のくせして自分は社会全体を見てきたという気になるのはよくない。


この内容ならタイトルは「なぜ人は“自分は普通”と信じたがるのか」じゃないの?もしくは平均とか。なんでわざわざ中流?