【口臭対策】口臭の2大原因をやっつける方法を歯科医が伝授「歯ブラシは要りません」



 マスクをする毎日で、「俺の息って、こんなに臭かったのか?」と思うことがないだろうか。自分では気づかない口臭で、周りにドン引きされているかも…ではどうする?
歯科医が考案 毒出し歯みがき』の著者で歯学博士の照山裕子医師によれば、口臭の原因は大きく分けると2つあるという。

<口臭の2大原因>

①細菌の塊である「プラーク(歯垢)」
②舌にこびりついた「舌苔」


 では、それぞれの解決法を照山医師に伝授してもらおう。

◆プラーク(歯垢)には、歯ブラシよりガーゼが効果的

 ①のプラークとは、口の中に残った食べカスをエサに、雑菌が大量繁殖した結果できるしつこいぬめり汚れのこと。プラーク1ミリグラム当たりの細菌の数は約10億ともいわれ、体内に侵入してさまざまな病気を引き起こすことでも知られている。
 口腔がん、動脈硬化糖尿病認知症誤嚥性肺炎など、命にかかわる重大な病気の原因となることもあり、まさに「毒」なのだが、実は口から漂う悪臭の原因にもなってしまうのだ。

 そんなプラークを落とすために、照山先生が考案したのが「毒出し歯みがき」だ。「毒出し歯みがき」では、歯ブラシではなく、なんと柔らかいガーゼを使って歯をみがく。
 ガーゼは歯ブラシの「線」に対して、「面」で汚れをふきとるため、プラークのようなネバネバ汚れを落とすのに適しているという。

「線でしか汚れが落とせない歯ブラシはいわばほうきですが、広い範囲の汚れを面で落とすガーゼはモップや雑巾。汚れがこびりついた歯もふくだけでピカピカになります」という照山医師のたとえが、実にわかりやすい。

 さらに、多くの人に見られる歯ブラシでゴシゴシと力強くみがく歯みがきは、毛先が割れて肝心の毛先が歯に当たらないため、みがき残しが多いのだとか。

「毒出し歯みがき」に必要なのは、ガーゼだけ。繊維を絡ませて作られる不織布ガーゼがベストだが、手に入らなければ一般的なガーゼでも構わない。
適度な大きさに切ったガーゼを人差し指に巻き、指の腹で歯をみがくだけだ。歯の表面、裏側、奥歯の奥など、1本ずつ歯の輪郭をなぞるように。
ズボラな男性には、歯ブラシ歯磨き粉でみがくより、むしろ楽かもしれない。



◆「舌苔」を「舌みがき」でやさしくぬぐい取る

 口臭原因の2つ目、②舌苔とは、舌にたまった垢のこと。皮膚と同じように、口の中の粘膜も新陳代謝を繰り返し、古くなった細胞を垢として排出しているのだ。

 口内が原因の口臭のうち、約6割は舌苔からの臭いだといわれ、「あまり噛まないで食事をしていたり、汚れが残りやすいやわらかい食べ物を好んでいると、舌苔が蓄積していきます。すると、その舌苔をエサとして細菌がどんどん繁殖し、不快な臭いを放つようになるのです」と照山医師。

 その舌苔を取り除くために効果的なのが、同書で紹介している「舌みがき」だ。
 やり方はとても簡単で、ガーゼを人さし指に巻き、やさしく舌をなでるようにみがくだけ。

 鏡を見ながら舌苔のある場所を中心に、後ろから前へ指を動かして汚れを落とす。みがく回数は2~3回程度。右半分、左半分とわけるとふき忘れを防げる。鏡でチェックすることで、舌がんなどの早期発見にもつながるという。



◆「舌みがき」は口臭が強くなる朝に。歯ブラシでみがくのは絶対NG!

 そんな舌みがきをより効率よく行うためには、いくつかのポイントがある。

 まず、ベストタイミングは朝。
「寝ている間は唾液が減り、口内環境が悪くなるため、朝は臭気も強くなる傾向にあります」と照山先生。

 また、粘膜である舌は傷つきやすいため、汚れを浮かせるイメージでそっとなでることが大切だという。歯みがきのついでに、歯ブラシでゴシゴシとこする人もいるが、それは絶対にNGだ。
「舌の表面に傷がついて炎症を起こし、余計に臭いが強くなったり、味覚を感じる味蕾が傷ついて味覚障害を起こすことがあるからです」

 口臭の原因となるプラークと舌苔を取り除く「毒出し歯みがき」と「舌みがき」。
 ぜひ、今日から取り入れてみてほしい。
 無自覚に周囲に臭いをまきちらす心配がなくなるうえに、口の中がすっきりして、さわやかな気持ちで一日をスタートできるはずだ。

【照山裕子】
歯学博士。厚生労働省歯科医師臨床研修指導医。日本大学歯学部卒業、同大学院歯学研究科にて博士号取得。都内歯科クリニックにて診療を続ける傍ら、メディアにも多数出演。著書に『毒出しうがい』『歯科医が考案 毒出し歯みがき

<文/日刊SPA!取材班>



(出典 news.nicovideo.jp)